
上智大学体育会サッカー部には菅 雄太郎という選手がいます。私の同期。八千代高校出身の素晴らしい選手です。
※なおこれから本文では菅 雄太郎を称賛する表現が多く見受けられるかと思いますが、あくまでブログ用であり、実際は彼の成長のため、サッカー面プライベート面において常に褒め1に対して課題提示3を心がけています。
彼との初めての出会いは2020年4月。入部して初の全体練習を目前に「ボール蹴らね?」と彼がLINEをくれた。お互い家が近かったことから近所の公園で一緒にボールを蹴ることになり、前日に八千代高校サッカー部を検索しビビり倒したまま公園に向かった。その日はボール遊びみたいな感じだったし、なんなら彼の持ちかけたバー当て対決には俺が勝ったし、彼の実力は1日ではそんなにわからなかった。
しかし自粛が明けて部活が再開すると、彼と私の実力の差は歴然であることに気付かされた。彼はあっという間にトップチームで公式戦デビューを飾り、私はCチームへと身を固めた。
あれから2年経った今、その立場はどうなったか。
まったく変わっていない。
彼は試合に出れば必ず違いを作り続け、昨年のリーグ戦優勝にも多大なる貢献をし、一方の私は下のカテゴリーのみで活動し続け、なんなら学年のヘタレポジションへと立場を定着させることとなった。
菅 雄太郎はいつしか、サッカーの上手い同期というよりかはもっと上の、”雲の上の存在”みたいな奴になっていた。都リーグでプレーする姿を見て、あいつうめーわ、すげーわまじで、かっけぇわまじで、みたいな存在に。
帰り道と前髪のカール具合は同じだけど、サッカーに関しては完全に別世界にいる人になっていた(ここで1回和ませるつもりが裏目に出ました)。
しかし最近、彼に対する自分の意識を変えるような出来事があった。
それは最近、偶然にも彼と同じタイミングで怪我人になったことに始まる。真剣にサッカーの質問をするといつも「わかんね。なんとなくじゃね」みたいな感じで流されていたけど、怪我人だから時間あるし、本気でなんか教えてもらおうと思ってターンの仕方を真剣に聞いてみた。そしたらなぜか丁寧に教えてくれた、意外にも、驚くべきことに。
そしてこれこそが転機。
なぜか分からないけどその瞬間だけ彼は、自分が感じていたはるか遠い “雲の上の存在” から身近な “サッカーめっちゃ上手い同期” へと姿を変えていた。
そして気づいた。
“俺はいままで一度も彼と一緒にプレーしている姿を想像したことがない!” と。
もちろんAチームで公式戦に出たいという気持ちは常に持ってきたつもりだったが、「あいつすげーわ」を繰り返していくうちに、心の中にはいつも憧れみたいな感情が存在し、心の底から熱意剥き出しでトップチームの人達と同じピッチに立とうとしてないというか、彼らを倒そうをしていないというか、そんな感じの曖昧な熱意になっていた。雲の上の存在という遠い場所に菅 雄太郎を位置づけていたことがそれを表していた。
しかし、”元・雲の上の存在”の菅 雄太郎が、そのとき一時的に”サッカーの上手い同期”という身近な存在に変身したことにより、これまで自分が抱いていた羨望の度合いの過剰さと、本気でトップチームの人間に勝とうとしていなかった自分の本音に気づいた。
菅 雄太郎は自分とは比べ物にならない経歴と、あいつすげーわと皆に言わしめる技術と勝負強さを持っている。いまの自分とは全くの真逆だ。
だからこそこんなやつと一緒にプレーできたらまじで最高じゃないか!!
このとき初めてその考えが生まれた。
そしてそれが目標になった。
だから部員ブログのタイトルはプライドの欠片もなく『菅 雄太郎』にしようと決めた。
彼は先日も復帰明けのアミノバイタルカップ初戦で後半30分から出場し、しっかりと点を取って帰ってきた。すげ。
そして試合が終わってついついまたいつものように言ってしまった、「お前マジですげーわー」と。同期マネの井川 佳音にも「雄太郎さすが!!」って手放しに褒められていた。なんて恐ろしい男だろう、どこまで俺の先を行けば気がすむんだ!
でも、ただ称賛していただけの以前とは違い、そのあとに一言付け加えた。
「まじでお前と一緒にゴールパフォーマンスしたいわぁ」
こいつ何を言ってるんだと思った方も多いかもしれない。
だが僕たち2人にはこれまで何度もふざけて行ってきたゴールパフォーマンスがある。ちなみにまったくもって大層なものではない。でも彼はアミノでゴールを決めたとき本当にそれが頭をよぎったと冗談混じりに言っていた。もしかしたら俺よりモチベ高いのかもしれない。だからこそ、本当にいつか一緒にそれをやりたいと心から思っている。
でもそのピッチに自分がいなければ、彼はゴールパフォーマンスのために観客席まで走ってこなきゃいけない。そんなことはあってはならない!
“『Yutaro Suga』と同じピッチに立つこと”
これは今の自分にとっては果てしなく困難な目標である。
しかしそれ以上に、果てしなく大きなモチベーションである。
心からこの目標を達成できると信じてくれる人なんて今はほとんどいないだろう。
だからこそ、自分だけは信じ続けて努力してあげようじゃないか(ここが1番カッコいいセリフです)
秋葉 陸斗はこのまま落ちこぼれキャラでは終われないのだ!!!(これも気に入ってます)
完。
まずは今のところ不治の病と化している股関節の痛みをどうにかして乗り越えなければならない。ボールを蹴れない日々は本当に辛い。
一刻も早く復帰し、最高の質で毎日トレーニングができる日々を迎えよう。
完。
さて次回のブログを担当してくれるのは、たまにはカッコ悪いところも見せてほしい、僕と共に新3年のビジュアル担当として活躍している野田 祐成です。
