こんにちは。大山朝生くんから紹介を与りました、2年中尾竜吾です。
推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。まだ詳細はなに1つ分かっていない。
太宰治のような書き出しで始まるこの小説は、ブログのタイトルでもある『推し、燃ゆ』です。推しを推すことに人生を懸ける主人公が推しを失ったらどうなるのか。超ざっくり説明するとこういうお話。自分の力だけで生きることが難しいときに推しを頼りに生きるのもありなのではないか。そうしたメッセージが込められている本です。
なかなか面白いので是非読んでみてください。
ということで今回のブログは、僕の推し選手について書いてみたいと思います。
僕が今一番推している選手は、川崎フロンターレの車屋紳太郎選手。
フロンターレ一筋7年目、正確な技術とスピードを武器に攻守に渡りチームに貢献。DFラインならどこでもこなす万能プレイヤーだ。
初めて車屋選手を見たのは2014年、大学在学中の特別指定選手ながら2試合に出場した。まあ上手いなってことくらいしか覚えていない。
2015年、大卒1年目で開幕スタメンを勝ちとると9月にはなんと結婚した。結婚発表後の試合で途中出場した際、ペナルティエリアまで侵入しながら中途半端なシュート2連発、そしてキツそうな顔で帰陣していく車屋選手の愛くるしさは忘れられない。
もう1つ印象に残っているのは2019年ルヴァン杯決勝でのPK戦。車屋選手のキックはクロスバーに弾かれ失敗。その後スーパーセーブに救われ勝利した瞬間、その場に突っ伏して涙する姿はフロンターレサポーターのなかでは語種となっている。
そんな車屋選手の今シーズン、現在は負傷離脱しているがキャリアハイと言われるほど素晴らしいパフォーマンスを続けていた。チームとしては苦しんだ夏場の連戦、左CBとして先発し、正確なトラップから鋭い縦パスを出し、状況を見て持ち運んだり、外国人FWにも冷静に対応し、球際も闘う。そしてゴールへの意識も高い。今シーズンの車屋選手のプレーにはとにかく気持ちが込もっていた。それはテレビで観ているだけでも伝わってくるものがある。Twitterでは車屋選手への賛辞や、報われてほしいといったツイートが相次いでいる。離脱している間にチームは2つのタイトルを逃してしまったが、やはり最後にはシャーレを持つ車屋選手の姿が見たい。残されたタイトルを掴むために、一サポーターとして声援を送り続けたい。
また、車屋選手の魅力はピッチ内だけに留まらない。不意に降りてくるという癖のあるブログも高い人気を誇り、その文章力と保健教員免許を持っていることから「先生」の愛称で親しまれている。個人的に1年前にクラブのTwitterに投稿された部屋紹介動画は車屋ワールドが凝縮された伝説作品だと思っている。一度、車屋選手の沼にハマってしまうとそこから抜け出すことはできない。それほどピッチ外でも天才なのだ。
ほとんどの方に伝わらないであろう話をしてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。ピッチ内外で魅力溢れる車屋紳太郎選手を少しでも知ってもらえたら嬉しいです。
次は、僕が大学からサッカーを始めたと勘違いしている三井慎司くんです。