こんにちは。新4年の水原 理玖です。
「If all you have is a hammer, Everything looks like a nail.」(もしあなたがハンマーしか持っていないのなら、全てが釘に見える。)
いきなりですが、私はこの諺が好きです。
正に「自分」が表現されているな!と感じます。
私が思うにハンマーで釘を打つことは、人生に翻訳すると自分の成功した経験や役に立った知識など限られた手段や考えに固執することだと思います。
私は小学生の頃から少し周りと感覚が違うなと思っていました。みんなの当たり前があまりわからず突拍子もないことを言っては否定され、理解されない。そんなことが会話の中で多くありました。その中で、誰もが持つであろうその状況の「正解」に常に応えるように行動・発言してました。
自分の言動一つで場の雰囲気が変わる。それは私にとっては非常に怖い体験として心に刻まれ、自分を表現することが苦手になっていました。
物事の本質を捉えることは答えが一つに決まらない、自分の色を出さなきゃいけない。
ハンマーを持って釘だけ打ってれば誰もなにも言ってこない。失敗を恐れて何もしない日々、責任を負わないように流される自分が当たり前になって、なるべく脳を使わないで生きていきたい…
そう思っていました。
でもそれは、過去の経験から今もそうなると勝手に決めつけて自分を正当化して妥協して、、楽な方へ行くための言い訳にしかならない。
チャレンジして失敗すること。これは口ではいくらでも言えるのに実行しようとすると足がすくんで動けなくなる。理由は明確で、失敗が怖いんです。なにも失うものなんてないし、失敗したら死ぬわけじゃない。なのに堂々とチャレンジするのが怖くて仕方がない。
プレー中もそんなことを考えることがある。
ボールロストで迷惑かけてしまうんじゃないか、スピードで勝負して完璧に抑えられたら次も勝てないと思ってしまう。それが嫌だからボールを持って仕掛けない。
そして試合や練習が終わるとこう思うんです。
「なんでそんなに下手なのに周りの目とか気にしてるの?」って。
誰かのミスを咎めるよりみんなでカバーしてみんなで勝つのがサッカーなのに、そしてチームには誰もミスに対してネガティブな発言をする人はいないのに。
誰よりも熱い学生監督、中立的でチームを鼓舞する主将、トレーニングメニューや部内の取り決めをコンスタントに行い後輩とのコミュニケーションも積極的に取る副主将たち、幹部だけじゃなく主体的にチームを引っ張る同期や後輩。あげればキリがない。こんなにも心強い仲間がいるのに、自分の些細な恐怖心で一杯一杯になっている自分が情けない。
大学サッカーラストイヤー。吹っ切れて自分の最大限出せるように、最高に頼もしいみんなと一つ一つ勝利していきたい。違う武器を手に入れながら、ハンマーだけでも戦える柔軟なアタマとブレないメンタルを持てるように。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
次は、私は一生できないであろう奢り方を見せてくれる、男気あふれる長田 輝です!