「ブレない人間」
ディズニー好きのオシャレリーダー鈴木皓喜から紹介を与りました、教育学科3年水原理玖です。
今回は、私がこれからの人生で大事にしたい「信念」について書こうと思います。サッカーにおいても日常の中でも必ず繋がっていることだと思っています。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
序盤は小説感出ると思いますが、気にしないでください。
それではいきます。
ある日の練習後の帰り道、一緒に帰っていた部員の髙野陽とファミレスに寄った(対角に座り、食べるとき以外はマスクをして黙食をしています)。彼は手帳のようなものをリュックから取り出し、日記をつけていた。そしてそれが終わると「自己分析をする」といって紙と本を出し徐に何かを書き始めた。その後DMM英会話を済ませて、すぐにまた続きを書き始めた。やることがない私にも彼は自己分析を薦めた。
何かが変わるなんて期待してはいなかったし、何より自分のことは自分がよく理解していると思っていたが、コロナで会話もできないためとりあえずやってみた。
テキトーにネットでやり方を検索してマインドマップを作成し、思うがままにペンを走らせた。
紙に投影されている、思考が整理されて客観視できる自分を見たとき、驚いた。
分かっていたはずなのに文字として読んだ途端に、自分の表面的な考えや価値観が浮き彫りになり、自分で正直に書いたのにあまりにも辛辣に思えた。
これはつまり、自分が頭で考えていた自分像と文字に書き起こした自分像には大きなギャップが生じていたということなのだろうか、、
なぜこの現象が起きたのかちょっと考えてみると、自分の答えはすぐ出た。
見たいものを見て、見たくないものを見ようとしないから。
そして自分の中に「軸」が存在していないからだと。
一言で言うならば、「逃げ」だ。
アタマの中の自分は、自分の「人間としての甘さ」を考慮せずに自己評価を行っていたことに気づかされた。
大収穫だ。
この日、たった一枚の紙によって確実に私にとっての圧倒的サンクスギビングデーとなった。
ところで、気づきは得たものの何をしよう、、
なにかしなきゃ、こんなに時間があるのは今しかない。
そう思うだけでこれといってチャレンジすることは一つもなかった。
かといって忙しいことと時間を大切にしている、成長していることはイコールではない。
これから先で役に立つスキルを身につけてたくさん経験をしよう!
でもこれから先って何だろ、何がしたいんだろう、、
堂々巡りの思考回路を断ち切らないまま時間だけが過ぎていった。
ここで、少し高校の頃の話を挟む。
高校まではサッカーと勉強をひたすら全力で取り組み、学校生活を最大に楽しむことができていた。実力に見合わない大学を目指して必死に勉強した。コンスタントに評定を上げていき指定校で上智大学に入学した。この経験から、「俺には継続力がある」と思い込んでいた。
これこそが大きな勘違いだった。
あんなに充実していたのは、強い信念と確固たる目標を見据えてブレずに地道な努力をしたからなのだと今は思う。やるしかない、やってやるという強い気持ちを切らさず3年間頑張ったから、振り返ると辛かった過去は幸せだった思い出に変わって成長を感じている。
私がこのブログで言いたいのは、時間を大事にすることの大切さでもなければ、なんでもいいからアクションを起こすことの重要性でもない(とりあえずやってみることは直接的には無関係であったとしても無駄にはならないことは承知している)。
ただ一つ、「信念」を持つことである。
時間を無駄にしないのも、トライ&エラーを繰り返すことも、信念が先行する行動であることに意味があると私は思う。そしてそのアクションには目的がはっきりしていて内的一貫性がある。
それがないから堂々巡りの思考回路に陥っていたのだと今は思う。
ブレない人は本当にかっこいい。
本気でプロを目指している人、自ら先頭に立って新しいことに挑戦する人、あり得ない熱量を持って泥臭くプレーする人、私の周りには信念を持って日々もがき続ける人たちがいる。口でならいくらでも言えることを行動を伴わせて実現可能性を日々高めている。
覚悟を決めて行動することはとても怖い。
もしも他にやりたいことができたら今までやってきたことは無駄になるのではないか、今やるべきことは本当にこれなのか、、
見えない先のことばかり考えて怖気づいて行動に起こせない。だからこそ思う。
みんな魅力的でかっこいい。
男に生まれたからには人としてかっこいい人間になりたい。
正しいと思ったことを胸張って行動できる人に、学びを怠らず、群れず、染まらずに行動できる人に、何事も全力で楽しめる人に、どんな時でも感謝の気持ちを忘れない人に。
漠然とした理想だけど一つ一つの行いを、意図をもって意識的にやりたいと、そう思う。まだ大学サッカーを何のためにしているのか確たる理由はない。実存が本質に先立つように、学生主体を形骸化させないために柔軟性を持ってピッチ外で何か経験し、貢献できればと考えている。
サッカーにおいては、私は本当に何をとっても足りない。だからこそプレー面では誰でもできることを誰よりもやることを信念として掲げ、これからの上智大学体育会サッカー部に貢献していきたい。
コロナ禍で本気でサッカーができることの幸せと感謝を忘れずに、ブレずに貢献できる人でありたい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
天敵である髙野陽を褒めちぎる結果となってしまったことは不本意ですが、非常に感謝しています。ありがとう。
次は、爆速ニコニコピースマンの大山諒です!