ドビー・キャネモーこと金本くんからバトンを受け取りました、総合人間科学部社会学科3年、水口瞳です。
先日、部活以外の場で色紙にメッセージを書き合う機会があったのですが、ありがたいことに、「マネージャー天職」と書いてもらいました。
マネージャーらしくなったのか、もともとマネージャーの仕事に向いている性格なのかは分かりませんが、とっても嬉しかったです。
さて、今回の部員ブログは正直選手からどう思われるかな、と不安になりつつ書いています。
もしかしたら、選手からの私の見方が変わるかもしれない。ちょっと嫌な気分にさせてしまうかもしれない。でも実はこう思ってたよ、と正直な思いを書きます。
「Aの練習につきたい」、「トップチームの試合に帯同したい」
マネージャーがそう思うことは何ら不思議なことではないと思う。選手経験がないため憶測でしかないが、選手がトップで、または公式戦でプレーしたいと考えることと同じなのだろう。
やっぱりAチームの練習の方が緊張感があるし、その練習への姿勢が好きだと今でも思う。
でも、Aチームだけではないと気づいた。
2年生の夏頃まで、本音を言えば毎日Aチームに帯同したいと思っていた。
だから人数制限で公式戦に行ける回数が少なかったり、学年のバランスをみてAにつけなかったりする状況は正直面白くなかった。トップチーム以外の頑張っている選手に失礼だったと振り返り思う。
Aだけじゃない、トップチーム以外もかっこいいと思い出したきっかけは去年のIリーグ。大好きだった。朝鮮大学戦以外の全試合に帯同できたことに特別感を感じていたくらいだ。自分もIリーグの一員のような気持ちだった。
ありきたりな言葉を使うと、典さんの元で頑張るBチームの選手は生き生きしているように見えた。大好きなチームだったから、勝てないことが悔しかった。
印象的な試合がある。去年の11月22日、Iリーグの帝京戦。
別会場で東京都リーグ東大戦が開催されていて、勝利の速報を行きの電車でみた。Iリーグも勝とう!と気合を入れた。
その試合で、上智は2点決めた。嬉しかった。思わず手に持っていた交代用紙を散らばらせてしまうくらい興奮した。
でも3失点し、負けた。悔しかった。
都リーグメンバーのInstagramの投稿やストーリーを見ておめでとうと祝えない自分がいた。
LINEでも「勝ちおめでとう」と言えなかった。
翌日11月23日に投稿された風人さんの部員ブログを見てなんだか悲しくなった。
「P.S.東大戦後追記」として、
ベンチから見てても心震える試合だった。ピッチのメンバーの活躍は勿論の事、ベンチやサポート、Twitterから見守っていた人達含め全員で勝ち取った勝利だったと思う。
と書かれていた。
でも、私の心の中では、その中に自分は含まれていなかった。
そこにいられない自分に虚しくなったし、Iリーグの勝ちを知らない悲しさもあった。
トップが勝った。来季の昇格が手の届く位置になった。でも私はその瞬間にいない、Iリーグは勝てない。
自分の頑張りが認められていないみたいで、選手の熱意が結果に繋がらなくて。とても悔しかった。勝ちたかった。勝って喜びたかった。
それまではトップチームに固執していた。でも、気づいた。
Bチームの選手もCチームの選手もそれぞれの舞台で悔しさを重ねているって。そこで頑張っている選手に失礼だって。
そして、どの試合でもやっぱり勝ちたいって。負けに慣れてしまった自分に嫌気がさすし、もう悔しい思いは充分。
マネージャーだって、勝って喜びたい。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。もしかしたら、気を悪くした選手がいるかもしれません。でも、これが私の正直な気持ちです。
最後に、他大学のマネージャーさんの部員ブログを読んでいて、マネージャーのカテゴリーが固定の部活もあると知りました。上智大学体育会サッカー部は固定していないからこそ、色々なカテゴリーの色を知ることができ楽しいです。4マネさんが言う、「どのカテゴリーも経験を積んで欲しい」という考えが今はよく分かります。そして、これからもそれぞれの舞台で頑張る選手を見続けたいです。勝って喜ぶ姿を見せてくれたら、私も同じくらい喜びます。
次の部員ブログは、仕事ができる後輩 林陵です!後輩だけど、ついつい頼ってしまいます。いつもチーム荷物ありがとう!