高校時代からお世話になっており、学部・学科も同じで過去問をよくくれる優しい先輩、直井さんから紹介に与りました、2年法学部法律学科の林 陵です。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
約5ヶ月前の今年4月、今シーズンの目標と題した部員ブログを書かせていただいた。
今回のブログを書くにあたって、過去の自分はなんと書いていたのか振り返ってみた。
そこには、
「都リーグ10試合スタメン、5試合フル出場」
そう記してあった。
まあこれを見て情けないな、自分ダサいなって思った、正直に。
実際はスタメン0試合、途中出場のみで計95分の出場。
つまり約1試合の出場時間。
昨年は約60分の出場だったことを考えると、少しは成長しているかもしれない。
しかし、明らかに当時の目標とはかけ離れている。
非常に不甲斐ない。
自分は別に足が早いわけでもないし、体が強いわけでもなければ、細かいボールタッチができるわけでもない。
点を取るポジションの選手ではないし、試合でも目に見える結果を出せるわけでもない。
そんなことはわかっている。
それでもボールの扱いや視野の確保など、着実に積み重ねてきた部分はあると思う。
中学・高校と神奈川県のトップの環境でプレーしてきたことは自負している。肩書きや経歴が全てではないが、この立ち位置に居続けてはいけない立場だ。
でもこんなことはこの部活に入ると決めたときからずっと思っていたことである。
それが1年以上経った今でも同じことを思っている。
思っているけど、結果変わっていない。
昨年と立ち位置が変わっていない。
自分は弱い人間だ。
結局心でこのままじゃダメだと思うだけなのだ。
何かアクションを起こさなければならないとわか
っていたとしても。
おそらくできる人間というのは、心が動くと同時に体も動くのだろう。
(あくまでも自分の中での予想だが)
行動する前のプロセスを言語化している時点で、弱い人間だとつくづく思い知らされるが、それはもう受け止めるしかない。
どうすれば現状打破できるか考え、アクションを起こすべきだ。
それでも自分は弱いから。
結局悩んでる風で終わらせてしまう。
こんなことを考えていた時、
「あ、やっぱこれだよな。」
そう思い出させてくれた出来事があった。
先日、中学時代の指導者のチームとの練習試合があった。
この試合でおれはやらなきゃいけない、そう強く感じた。
中学から今までの間にどれほどのフットボールプレイヤーになることができたのか、見せる義務があった。
そんなメンタルで望んだ試合前。
たった1人逆サイドまで走りながら身体を動かすこと。
自分1人の世界で呼吸にだけ意識を置きながらストレッチをすること。
アップのボールタッチで1つもミスをせずにプレーすること。
「あ、やっぱこれだよな。この緊張感だよな。」
改めて気付かされた。
結果としてこの試合は、プレーが良かったとは言わないまでも、ここ最近の中では及第点を与えられる方であった。
何かプレッシャーがかかっているとき、つまり、お世話になった人に見てもらっているときやいわゆるセレクションと呼ばれる環境、チーム全体の雰囲気が簡単にミスしてはならないという雰囲気、自分はそんなときに力を発揮することができる。
振り返れば中学の時にこれを学んだ。
自分はJr.ユース時代の3年間、横浜N地区トレセンに選ばれていた。
ユース年代で地方の某Jユースに入団したやつ、大学で1年から関東1部の舞台でバチバチにスタメンでやりやってるやつ。そんなやつらがゴロゴロいる中で、毎年入れ替えが行われるトレセンに3年間残り続けた。
今だから言えるが、自分は所属していたチームより、トレセンの方が上手かった。
何を言っているのだこいつはと思われるかもしれないが、自分だけが思っているわけじゃなくて周りからも言われたくらいであったからそうだったのだろう。
2年から3年に上がるタイミングでのセレクション。追加セレクションにやってきたチームメイトから、こう言われた。
「りょう、トレセンの方が上手くね?」
まあ世間一般的に考えたらよくわからない。
おそらく普通は、自分より上手い奴らが周りにいればついていくのに精一杯で、何も自分の味を出せないことが多いだろう。
そんなこともあるだろうが、自分は周りが上手い方が活きる。
なぜか。
何かプレッシャーがかかっているとき、クソほど上手いやつらと同じチームでミスしたら、どれだけ文句を言われるか。そんなことを考えたら安易なプレーはできないことは当たり前になる。
決して怯えているわけではない。
これが自分にとっていい緊張感なのだ。
そう、まるで競走馬にとっての鞭であるように。
長くなってしまったので、そろそろ締めくくろう。
弱い人間である自分は、いい緊張感を持続させることが必要だ。
そしてもう一段ランクアップするためには、環境に頼らず、自分自身で緊張感を作り出さなくてはならない。
自分自身でその緊張感を作り出し、絶えず高いレベルでのプレーを保ち続けたい。
いや、保ち続ける。
保ち続けなければならない。
そんな自分を残り少ない今シーズンにぶつけよう。
今の4年生は、残りの都リーグが6試合となった。
ピッチの上でも、そうでないところでも、惹きつけられる部分が多い今の4年生。
だからあと6試合、4年生には全力で戦ってほしい。
でもだからといって、自分が出るために少しも譲るつもりはさらさらない。
練習でもバチバチにやり合うつもりだ。
4年生、残り短い今シーズン、よろしくお願いしますね!!
以上、長くなりましたがここまで読んでくれた方ありがとうございました。
こんな気持ちを持って、残りのシーズン戦います。
次は、学生トレーナーの浅井 駿輝さんです!
これからも末永く僕の足首のお世話、よろしくお願いします!