平素より大変お世話になっております。
理工学部 物質生命理工学科、新3年の土井 源也です。
拙い文章にはなってしまいますが、よろしくお願いします。
文体変わります。
サッカーをしていると、実際のプレーが理想と乖離し、それに伴いミスが起こるということが何度かある。
「まずい。」「やばい。」
当然のようにそのような負の感情が脳内をよぎる。
そして、その負の感情が自分自身に焦りを与え、その後のプレーにおいて良い影響を及ぼすはずがないことは自明である。
そんなことは分かっているのにも関わらず、90分という長い時間の中で必ず上手くいかない瞬間が訪れる。
じゃあその瞬間が訪れたら、それ以降ミスしていいの?
いいはずがない。
その状況を打破する何かを見出さなければいけない。
ある日、こんな偉大な言葉に出会わせてくれた先輩がいた。
「ものすごい悪い出来事が起きたら、第1章終わり、と言いましょう。なぜなら多くの小説もまた、ものすごく悪い出来事を第1章のラストに置くからです。」
めちゃくちゃ悪いプレーをしてしまったとき。
自分はそこで第1章を終えることによって、悪い流れを完全に断ち切る。
この言葉を知っている以上、どんな崖っぷちに立たされたって構わない。
そんなときが来る度に私はこう言うだろう。
「第1章終わり」と。
私はこれで、窮地に立たされたときの乗り越え方を1つ習得した。
このマインドを習得することによって、自分は苦境に立たされても、そこから立て直して最大限のプレーが出来るようになるはずだ。
悪い出来事のない物語なんて全く面白くない。
むしろ、面白いビッグストーリーを作る上で必要な過程であったということ。
あと2年で引退を迎え、ビッグストーリーを終えたあとに轍を振り返って、一つ一つのミスがターニングポイントであったと、そう思えるように頑張ろう。
自分はこのマインドを胸に、2年間突っ走る。
—————————————————
最後に、今回のブログテーマである「今シーズンの抱負」について。
うーん、なんだろ。。
都リーグで結果を出す?怪我をしない?スポンサー獲得する?
なんかパッとしない。
1年次も2年次もこういう目標を立てたけど、結局どこか腑に落ちなかった。
だからこそ、あえて自分に向けてこう言いたい。
自分へ。
ピッチで1番喋れ。
集合がかかったその瞬間から、目の色を変えてオーラで周りを圧倒しろ。
練習中のリフティングは1回も落とすな。
小さいミスを誤魔化すな。
周りにうんざりされるほど試行錯誤を繰り返せ。
ボールの回転までこだわれ。
飲水が終わったら1番に戻ってこい。
自主練では1番ボールを触れ。
目の前の攻撃の芽は必ず潰せ。
A1を叱れ。
走り込みは全部1番で帰ってこい。
試合動画を何回も見返せ。
自分の1番の味方になってやれ。
あの日、あのシーンをずっと忘れないこと。
球際では全部勝て。
クロスは全部飛び込め。
何としてもタッチラインから出そうなボールを残せ。
こぼれ球には1番早く反応しろ。
相手のドカウンター。誰よりも戻り、止めるのはお前だ。
いける。そう思ったら仕掛けろ。
今、何が起きてるか。ピッチ全体の変化に気づけ。
そして変化に誰よりも早く対応しろ。
ベンチプレスで上がらなかった最後の1回を死ぬほど悔やめ。
先輩にも屈するな。
後輩に弱い部分を見せるな。
ボールを失った全てのシーンを頭に刻め。
心を整えろ。
サッカーに狂え。
見切りをつけられても、どん底に落ちても、何度でもそこから這い上がれ。
お前はまだ終わっていない。
苦境を全力で楽しめ。
そして失敗したとしても、手首にキツく巻いたホワイトに強く念じろ。
「第2章、始まり!」と。
今年は目標を設定しない。
ただ毎日ひたすら、これをやり続ける。
学生サッカー人生も残り少ないこの状況。
先のことは考えずに、死に物狂いでサッカーに情熱を注ぐことをここに誓う。
そしてその姿勢で。気持ちで。熱量で。
4年生でもない、学年の幹部でもない、このなんでもない俺が、このチームを引っ張る。
—————————————————
次回のブログを担当してくれるのは、カラオケの十八番が「Despacito」と「マイガール」の籾井 大河です。