こんにちは。
個人的に部内で1番足が長いのではないかと思っている2年岩藤陸さんから紹介を与りました。文学部哲学科1年の兒玉瞳です。
今回の部員ブログのテーマは自由ということで、私がサッカー部のマネージャーを始める以前、競泳の選手だった頃の話を綴りたいと思います。拙い文章ではありますが、最後までお付き合い頂けると幸いです。
自己紹介ブログでも述べた通り、私は高校からサッカー部のマネージャーをしていますが、それ以前は競泳の選手をしていました。
競泳は完全に個人競技です。
リレー種目になれば話は別ですが、個人種目に関しては、試合本番で戦うのは自分自身、1人だけです。試合前のコンデションやアップ、スタート台の位置調整、レースのペース配分などのルーティンを自分の中で確立し、集中した状態でレースに挑みます。
中学1年の頃、同期が続々と自己ベストを更新していく中、私は完全にスランプ状態に陥っていました。練習中も自分の思うように調子が上がらず、次第に練習に身が入らなくなっていきました。試合でも中途半端な気持ちのまま出場することが多くなり、当然良い結果が出るはずもありませんでした。
そんな状態に見兼ねた当時のコーチがこんな言葉をかけてくれました。
「何もしなかった時の後悔と全力を出し切った時の後悔は質が違う。なあなあにしないで、一度今の自分にできる全てのことを全力でしなさい。」
はっとさせられました。それまでどうせ今は何やったってうまくいかないと勝手に決めつけ、どこか諦めている自分がいたからです。
その後、ベストが出ず調子が悪い時期は何度もありましたが、そのとき自分に出来ることをやり切るようにしていました。
実際、全力でやって結果がついて来なかったときは、適当にやっていた時とは違う悔しさを感じたのを覚えています。
結局私は中学1年から大幅にベストタイムを更新できない中、大きな怪我をしてしまい、中学3年で競泳を辞めました。
自分にできるだけのことは全部やりきったと納得していたからか、自然と未練や後悔は無く、高校から心機一転してサッカー部のマネージャーを始めました。サッカーというチーム競技に初めて触れてとても新鮮な感覚でした。
今こうして体育会サッカー部のマネージャーとして部員さんを近くでサポートする側に立ち、全力でサッカーをしている部員さんを間近でみていると、選手だった頃の自分を思い出すことがよくあります。
どのカテゴリーの試合でも一戦一戦を全力でやっているからこそ、準備してきたからこそ、その分負けてしまったら悔しい。
3年マネの瞳さんが部員ブログで述べていた通り、マネージャーも日頃の部員さんの姿勢をみているからこそ一緒に悔しい気持ちになります。
真剣に熱意を持ってサッカーに取り組んでいる部員さんの姿勢は、心から尊敬していますし、私自身サッカー部に貢献できるようにもっと頑張ろうとと鼓舞させてくれます。
まだまだ未熟者ですが、全力で取り組む選手をしっかりサポートできるマネージャーになりたいと思います。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
次の部員ブログは、現在アメリカに留学中、笑顔が素敵な3年柏崎友哉さんが担当します!