上智大学体育会サッカー部
企画課課長 高橋昂太郎

「be for soccer」このチームの理念に近づくために、サッカーの価値を高める、サッカーをする人・組織が素晴らしいと思われるような活動とは何だろうということを企画課という立場から考えることから私たち企画課は動き始めました。その一つとして社会貢献が挙げられ、社会になにか私たちのチームの活動により影響を与えられないか、サッカーをする者として貢献できないか、と考え、学事の方とも相談したところ、今回の東北ボランティアという案件を紹介していただきました。

学生センターの方や東北ボランティア団体の方と相談し、サッカーを通して貢献できることになり、2018年1月12~14日で行ってきました。メンバーは二つに分かれ片方は被災地の小学生、もう片方は高校生とサッカー交流をしました。また、高校生と交流したメンバーは最終日に漁業のお手伝いもさせていただき、サッカーだけではない面の経験もさせていただきました。また、その他の時間を使って、被災した学校や橋などの場所にも連れて行っていただき、リアルな話、現場に触れることが出来ました。

 

(写真)大川小学校をはじめ、実際の現場をいくつか案内していただき、全員で見学しました。

 

東北ボランティア団体の方は仰いました。「君たちのようなここ(東北)で生活していない人が来てくれるだけで、ここの人は『ここを気にしてくれているんだ』と思い、また君らの出す新鮮な雰囲気が力となり、活動としては8割成功しているんだよ。」と。正直、そんなことで?というのが率直な感想でした。ですが、行く先々で出会う現地の方も同じように仰ってくれ、本当にこんなことでいいんだ、来るだけでも力になるんだ、と感じさせられました。そこで、来ただけではなくさらに付加価値を残し、残りの2割、あるいはそれ以上の貢献をしようと活動にも熱が入りました。

(高校生チームは志津川高校、本吉響高校の皆さんと汗を流しました)

 

私は小学生と交流する活動をしました。現地の小学生にはサッカーの楽しさを感じてほしく、自分たちなりにメニューを考えて一緒に土でドロドロになりながら触れ合いました。子供たちは楽しんでくれ、自分たちもサッカーで成長してきた一人間として各々想いを自身の行動で伝えることができ、些細な短い活動でしたが子供たちの成長に少しでも繋がってほしいと思っています。

(南三陸町立伊里前小学校にて小学生とサッカ―交流の様子)

 

その他の活動の、被災地の現場訪問や向こうの現在の街並みからも感じることはありました。もう震災から7年経ちました。確かに道路も整備され復興は感じられました。ですが、お店の隣には電柱が転がっていたり、と驚くべき現状もあります。まだまだ復興は発展途上で、3世代にも渡ると言われている復興に物理的に力になることは私たちのような学生の立場ではできません。しかし、今回行ったような活動のように、現地の方の心に寄り添い、少しでも力になる活動は微力でもできると思っています。我々サッカー部は今回、個人個人の学びもありますが、組織として被災地へ赴き同じ時間を過ごし、同じ温度の貴重な経験をし、「上智大学体育会サッカー部」として活動を遂げることでチームの結束も深まり、現地で私たちのチームのことを知ってくれる方も増えたのではないかと思います。この活動に現地の方から感謝の言葉をいただくこともでき、大変価値ある活動になったのではないかと感じております。1度限りの活動ではなく、今後も何らかの形で被災地に元気を届けられたら、とも思いますし、社会貢献を通し私たちのような小さな組織が、影響を与え続けていけたらいいと思います。

(「活性化センターいずみ」にて、今回参加した部員30人での集合写真)