[在部当時のこと]

早30年が経ちますが、私が在部していた1984年から1998年に掛けての当時は、サッカーが人気スポーツを呼べるほどの時代ではまだありませんでしたね。ただし高校サッカーだけは人気があって、関東1・2部のチームには有名選手が結構在籍していて、そのすぐ下の東京都1部リーグで戦っていた当時の上智のサッカー部は『意外と強かった』と言えるのではないかと思います。『メンバーの割には』というとお叱りを受けるかもしれませんが、当時の1部は上智だけでなく、現在もライバルチームである東大や学習院、成蹊など決してスポーツの強い大学という印象のないチームも半数程度在籍していて、そう言った大学に共通して言えたのは、リーグ戦にかける思いが4年生から1年生まで部員全員に浸透していたような気がします。だからこそ慶応や専修などの明らかに上手い選手のいるチームと同じリーグで戦えたのではないかと思えますし、それが先輩たちから引き継いできた伝統だったのだと思います。当時はそんな伝統などは大嫌いでしたが…(笑)

 ところで上智の良さを考えると学生としての環境の良さだと思います。キャンパスとグランドが近いことで、私は理系で実験もありましたが、練習は5分もあればグランドに走っていけたし、練習後にバイトに出かける環境にも恵まれていたと思います。また私の所属していた高校では練習が362日?くらいあったことから考えると、月曜日は毎週オフで、またシーズンを通して長いオフがあったことも、最初は信じられないくらい嬉しいことでしたね。そんな意味でも学生時代にサッカー以外の様々なチェレンジができる環境が揃っていたと思います。

 また昨今日大のアメフト問題で顕在化した学生スポーツの主体性という観点で、当時の上智大学のサッカー部は4年生を中心に学生で練習を考え、メンバーを考えていたことは正しいあり方であったと強く思います

[現役に望むところ]

先に記載しましたが、大学4年間はたくさんのことにチャレンジできる人生にとっても稀有な時間です。サッカーと学業、そして様々な夢にチャレンジにしてください。試合に出られるかどうかわからないリーグ戦の前日の夜にアパートでスパイクをピカピカに磨いていた日々が懐かしく感じる今日この頃です。