僕は小さいころから泣き虫だった。
先生に怒られてはすぐ泣き、1人で留守番をしている時もタイミングの悪い雷に泣かされた記憶がある。「そんだけ泣いたらもう涙でないっしょ」って時もずっとワーワー泣いていた。
でもやっぱり一番多く涙した時は、サッカーをしている時だった。兄とその友達に混ざってサッカーをする時はボールを奪えないだとか、ゴールを決められただとかで兄には多大な迷惑をかけた。少年団の練習の帰り、涙を拭いてから家のドアを開けていた。
直近で涙を流したのも、サッカー部での出来事である。

2018年10月14日、昨年度のリーグ戦が終了し、その晩の慰労会にて号泣した。
最終節後、慰労会まで時間があったので、先輩たちとビールとワインを飲み干し、会場には既に出来上がっている状態で到着した。
慰労会の後半では、卒部する4年生が1人1人思いの丈を発表する時間がある。それまでビールを片手にはしゃいでいた僕も、その時間が近づくに連れ、酔いが回り大人しくなっていったらしい。
泣いている時の記憶はほとんどないが、数日後、同期や後輩から「泣きすぎ(笑)」「うるさかった(笑)」と言われ、恥ずかしさのあまり頬を赤らめた。
お酒が入っていたこともあるが、号泣ともなると自分が思っている以上に、先輩たちが大好きで、尊敬していたらしい。ちゃらんぽらんであほなことばっかしている普段の僕からは号泣するなんて想像つかないかもしれないが、よっぽど先輩たちとの別れが辛かったのだろう。
大人っぽい先輩、ガキンチョな先輩、すぐキレる先輩、噛み付く先輩、全裸な先輩。恥ずかしがり屋だから面と向かってお礼を言うことは厳しいけれど、あの時の涙が先輩たちへの感謝の気持ちである。

僕が泣く時はサッカーに関することが多いけれど、大学受験で志望校に合格した時や恋人に別れを告げられた時など涙を流す人も少なくないと思う。
悔し涙も、嬉し涙も、悲し涙も、その過程で真剣に物事に向き合ってたら自然と涙は流れるし、誰もそれをバカにはしない。
涙を流せとは言わないが、涙を流す奴に悪い奴はいないのではないだろうか。
だって、嘘泣きは本気で涙を流すことよりも難しいから。

次に僕が涙を流す時は半年後のリーグ戦が終了した時だろう。去年同様に号泣していることだ。でも、それは関東リーグ昇格を果たした嬉しさによる涙であり、決して悔し涙なんかじゃない。
顔をくしゃっとしてはなたれ小僧みたいになるのであれば、下を向いて涙を流すよりみんなと笑いながら泣きたい。そのために明日だって死に物狂いで走るし、軽率なプレーなんか一切できない。

感情が動くから単純に涙が流れる。でも、その涙が自分の中で成長につながると確信している。

上智サッカー部に恥ずかしくて涙を流せない人しかいないなら、1人くらい感情をさらけ出す泣き虫がいたっていいじゃないか。

 

次は、個人的に好きな後輩ランキングトップ50位には入るであろう好青年高身長ボーイ、2年の羽藤宏太朗です。