こんにちは。総合グローバル学部・総合グローバル学科4年の西本拓未です。

大学サッカーを引退してから2週間が経過しました。同期とも会う機会が激減し、自分の次なる目標を定め進んでいくうちに、漸く引退を実感するようになりました。この4年間を振り返って思う事を率直に述べたいと思います。長く拙い文章になりますが最後までご一読頂けると幸いです。

「リーグ戦にスタメンとして出場する」

そう意気込んで入部しましたが、技術や考える力、戦術理解などこの4年間は様々な壁にぶつかってきました。高校まで監督やコーチから常に指導を受けていた僕にとって、学生主体で指導者がいないこのチームで、こうした壁を乗り越えるのは決して容易なことではありませんでした。何度もプロの動画や自分のプレーを見返してもどうしたら改善できるか自分ではわからず、サッカーをするのが怖くなってしまった時期が何度もありました。

2年生の冬にもっとサッカーを勉強し、チームだけでなく、同じような課題を抱える人に少しでも貢献したいと思いGM課(戦術などサッカーに関する全てのことを考える組織)に入りました。ここでは先輩や同期から本当に多くのことを学ばせてもらい、GMでの活動を通して”考えてサッカーする”とはどういうことなのかを考えることができました。

高校まで指導者の言う通りにピッチでは動いて、考えているようで本質的には何も考えていませんでしたが、考える事は本当に難しいけど面白いというサッカーの本当の楽しさを教えてくれたのは、学生主体の環境があってのことだと思います。

しかし、世の中には自分の力だけでは乗り越えられない大きな壁があります。

僕は怪我という大きな壁にも何度も直面しました。
足首の靭帯損傷や肉離れを経験し、もう怪我はしまいと誓った矢先に左膝の後十字靭帯を、数ヶ月後に同じ膝の内側側副靱帯を損傷し、完全復帰するのに約14ヶ月かかりました。長く地道なリハビリの道のりは辛抱強くない自分にとっては、あまりに過酷な道のりでした。グランドに行くとサッカーができない事で悔しさや虚無感で満たされて、練習に行きたくないと思う日が何日もありました。

それでも、練習に行くとリハビリを見て下さる加藤トレーナーや、どんなに寒くても文句ひとつ言わずに氷を作って、指がかぶれながらもテーピングを巻いてくれるマネージャー、ふざけた事を言って笑わせてくれる部員のみんな。そして、どんなに朝が早くても特大おにぎりを作って、いってらっしゃいと言ってくれる家族の存在がどんな時も僕を支え、顔をあげさせてくれました。

入部してから、約3年半かかりましたが、
東京都1部リーグ第11節のvs日本大学戦で
リーグ戦にスタメンとして出場する事が出来ました。この日の緊張感とワクワクした気持ち、第15節の集中応援で学習院大学に勝った時の景色は鮮明に脳裏に焼きついています。

試合に出て、もてる全てを出しきる事で支えてくれた人達に少しでも恩返しができ良かったです。

僕にとってこの4年間は、決して1人ではやり抜くことはできず、”感謝”という目に見えないものの大切さを気づかせてくれる時間でした。

このチームで過ごした時間は一生の誇りで、自慢できる財産です。

 

関わって下さった方々、4年間本当にありがとうございました。
これからも上智大学サッカー部を宜しくお願い致します。

次回は、その右足から数々のゴラッソをうみだした、上智のクリロナこと井澤敬基です。