私は先日行われた全国高校サッカー選手権を観戦した。自身の出身校である桐蔭学園高校が神奈川県大会を勝ち抜き、全国大会に出場したからだ。県内では強豪と言われているものの、気づけば14年間もの間選手権から遠ざかっており、近年では良くてもベスト4に止まっていた。また今年の三年生はある騒動によりBチームとして活動を余儀なくされ、満足な練習環境を得ることがでず、夏には引退の危機に瀕した時期もあったと聞いた。しかし、選手達はひたむきにサッカーと向き合い、数々の強豪校を破って全国への切符を手にした。惜しくも全国の舞台で勝利することはできなかったが、桐蔭の選手達は私が高校時代に見ることができなかった景色を見せてくれた。嬉しさと羨ましさと悔しさと。様々な気持ちがこみ上げてきた。「もしあの時、、、」なんて思ったが過去を振り返っても仕方がないので、前置きはここまでにして本題に入る。

今年、私たち上智大学サッカー部は16年ぶりに東京都1部リーグの舞台で戦う。自身の今期の目標としては「関東リーグに昇格すること」だ。もちろん相手は格上ばかりで、普通に考えれば残留すら難しい状況である。1部リーグと2部リーグとのレベルの差は激しく、昇格してきた私たちは他大学からしてみれば「勝ち点の取り所」なんて思われても不思議ではない。そんな周りの予想を覆し、昇格を果たす為には今以上に努力を重ね、現実に目を向け、自分たちと向き合う必要がある。今回はこの場を借りて今、感じている事を部員のみんなに発信しようと思う。一介の部員である私がこのような事を言うのは生意気であるが読んで欲しい。

ほとんどの部員が「サッカーは好きか?」と聞かれればもちろん全員が「好きだ。」と答えるであろう。高校時代は、小さい頃からサッカーをしていたし、何となくサッカーをやっていたから続けようなんて人も多いのかもしれない。しかし、自分の好きなことに好きなだけ時間を割くことのできる大学生にもなって週6日で練習し、「OFFくれよ、、、」なんて言いながらも、しっかり朝練にきて練習する。こんなことはサッカーが好きでなければできない。「サッカーつまんねー」なんて言っている人も心のどこかでサッカーが好きだから続けているんだと思う。ただ、サッカーが好きなみんなだからこそあえて厳しいことを言いたい。ここはサークルではない。サッカー部という長い歴史を持った体育会なのだ。歴代の先輩達が繋いできた伝統ある組織だ。サッカーを楽しみたいだけであればサークルに行けばいい。体育会に所属しているのであれば勝負にこだわらなくてはならない。今この部活にはただ練習に来て、ただサッカーをして、ただミーティングをして。何も考えず行動している人が多過ぎる気がする。今一度、自分自身と向き合って欲しい。本当に勝ちたいと思っているか?本当に試合に出たいと思っているか?チーム内競争が少ない上に練習試合の出場時間が確保されている今の現状に甘えていないか?本当に勝ちたいなら、本当に試合に出たいなら、今よりもっと出来ることがあるはずだ。一つのプレーにこだわれるはずだ。もう一歩、走れるはずだ。
ここまで読んで、「何をお前が偉そうに」と思っている人もいるだろう。「別に勝負にこだわる事が全てじゃない」と思っている人もいるかもしれない。ただ、私は貪欲に勝利を求めた先にしか成長はないと思っている。現状一部で戦う事は本当に厳しい。でも私は死ぬほど勝ちたい。死ぬほど昇格したい。絶対に悔しい思いはしたくない。だからこそこのブログを読んで一人でも変わってくれればいいと思って書いている。自分のために時間を使える人生最後の時間に、好きなサッカーを、ましてや体育会という道を選んだのならば。このまま立ち止まって何も得られずに終わりたいか、努力を重ねて何かを得るか。答えは明快であって欲しい。

突き詰めよう。好きだからこそ。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回のブログは声が低すぎて試合中何を言っているか全くわからない黒地蔵。ビッグセーブの数だけ粗相をする黒地蔵。多分来年自分たちと同じ代になる黒地蔵。上甲健人君です。